博多松囃子・稚児舞装飾品を製織し贈呈しました 【2024.4/29】
『博多どんたく港まつり』は、今からおよそ840年前の治承3年(1179年)に始まったとされる伝統的な民俗行事『博多松囃子』を起源としています。
博多織デベロップメントカレッジでは、今年この博多松囃子の稚児舞を担当する稚児東流から依頼を受け、舞姫を乗せる引き台の装飾品製作に取組みました。
(参考リンク)
福岡市民の祭り振興会ウェブサイト「博多どんたくとは」
https://www.dontaku.fukunet.or.jp/about/dontaku/
引き台を深緑の献上柄入りの幕で覆い、その上に佐賀錦による装飾織物を取り付けるというものです。
製織は光成七海さんと中原希さん(いずれも研究科生)が担当し、2024年4月までに完成しました。
引き台の側面と後ろ面に、縁起物の鶴・亀・松の丸い家紋や東流関係者の揮毫をあしらった装飾織物を計7枚製作しました。
<佐賀錦織物製作詳細>(敬称略)
総合監修・図案:渡邊福夫(博多織デベロップメントカレッジ実技講師)
揮毫:中藤宏太郎(博多松囃子振興会本部委員)
染色:木下隆司(博多織伝統工芸士・木下染色工場)
経箔:なかせ金糸(京都市)
意匠:大淵和憲(博多織手機技能修士)、江藤近(博多意匠)
製織:中原希、光成七海(いずれも研究科生・16期生)
加工:荒木希代(博多織伝統工芸士)
そして、2024年4月29日に、東流関係者の方々に、この製織作品を贈呈いたしました。
贈呈を行った様子は、西日本新聞にも掲載されました。
西日本新聞朝刊(2024年5月1日付)
博多松囃子の稚児流引き台 佐賀錦の織物飾り付け どんたくで披露
(HPリンク)https://www.nishinippon.co.jp/image/783163/
博多織デベロップメントカレッジでは、今後も地域連携の取組みを推進して参ります。
よろしくお願い申し上げます。
NPO法人博多織デベロップメントカレッジ
2024年5月23日掲載